2007年1月29日月曜日

Picasaがイヤになる前に。

 このブログで良く取り上げるPicasaですが、実際の所、万人が使えるソフトかと言えば「No」だと思います。アルバム機能や検索機能、簡単な編集といった機能そのものはすぐれているのですが、これらの機能を便利に扱うには使用者が常に「情報を更新」し続けなければならないという欠点が見えてくるのです。

 例えば「花」を扱うアルバムがあったとしましょう。
 旅行に行ってきて、その時撮った写真を100枚ほどインポートしました。その中から数枚、「花」が映った写真を探しだしてアルバムに加えます。

 ここで気づくのは、Picasaが行った作業は最初のインポートだけで、後は使用者自身が行っているということです。
 勿論、その作業が楽しいという人もいるでしょう。しかし、この作業が後に苦痛になる可能性は十分にあります。本来、検索しやすくするための機能が、使用者のやる気をそいでしまっては意味がありません。
 だからといって、一つのフォルダに入れっぱなしにしても今までエクスプローラから見た風景の再現になるだけです。では、どうすれば整理の苦痛を感じずに検索しやすい環境を作るか。

 私の場合、大分類(コレクション)→中分類(フォルダ、アルバム)→小分類(コメント)という、比較的よく使われる方法を用いていますが、とりあえず大分類だけやって気が向いたときに中・小分類に手を出すというやり方を使っています。

 例を挙げてみると、「デジカメ画像」という大分類を作り、フォルダ(中分類)では日付や撮影場所、コメント(小分類)に適当な語句や検索ワードという感じです。

 そんなの誰でもやってると思うでしょうが、これらの作業を一気にやらず、気が向くまでほっておくのが一番大事なところです。せっかくの検索機能を生かそうと、やたら多くの検索ワードを写真に入力しはじめたら、とてもじゃないが、身体が持ちません。

 ぼーっと眺めて、「あ、ここ~~の温泉だ」と思い出したときに入力する、その積み重ねがPicasaを使い続けるコツかもしれません。

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